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CU東京文京支部ニュース 2023.12

CU東京文京支部

更新日:2024年4月11日

2023年12月号 No.105

  

〒112-0002 文京区小石川2-21-8

【「晩秋の交流会」 東京大学 本郷キャンパス巡り、12月2日の報告】

12月2日(土)にCU文京支部で、「晩秋の交流会」(文京周辺散策 vol.1)を行いました。

14時に東京大学正門前集合、東大本郷キャンパスの銀杏を見に行きました。銀杏はちょうど見ごろで、黄金色に色づいた銀杏はいつまでも見ていたいほど、本当に美しかったです。私達の他にも、外国の方を含むたくさんの方が銀杏を見に来ていました。そして秋の風情たっぷりの三四郎池を通り、東京大学総合研究博物館を見学しました。博物館では「骨が語る人の『生と死』 日本列島一万年の記録より」が開かれていて、遺跡から発掘された様々な時代の人骨が展示。時代によって骨や埋葬が変化する様子を、骨に手を合わせながら学びました。動物や昆虫の骨も展示されています。

いろいろな人と歩くと、新たな発見があります。自分では気が付かないことを知り、自分では思いつかない感想を聞くことができます。また、昔からよく子どもを遊ばせに来ていたというSさんが、ここは昔こうだった…とそれぞれの場所で解説してくださいました。昔の姿も知ることができて面白かったです。



見学の後は20名ほどが、徒歩組と電車組に分かれて区労協事務所へ。IさんやOさんが数日前から予行演習も含めて準備してくれた味染み染みのおでんやレタス巻き小籠包、絶品蒸し牡蛎と、日本酒や差し入れの珍しい焼酎、泡盛などを堪能しました。じゃんけん大会では、Yちゃんが大活躍。「じゃんけんするよ~」の掛け声で盛り上がりました。(景品の大半はこれからの花粉症の季節に大活躍のティッシュ!)。今回来られなかった人は、ぜひ次回ご参加を!文京区内・近辺でおすすめの場所、ぜひとも散策の計画をお願いします。(K.S)

二玄社争議Y組合員不当解雇事件11月29日、606号法廷人証尋問 

文京区千石にある、中国の書道などの出版社、株式会社二玄社では、前社長死去により2011年5月に渡邊也寸美社長が就任以来、2013年に従業員5名の一方的な解雇、2014年と2015年に従業員の給与を一方的に切り下げ、2015年に残業手当廃止など行いました。また、その間、賃上げも一時金もゼロのままでした。職場は荒廃して、生活や将来の不安を抱いて、従業員が2015年5月に労働組合を結成しました。出版労連に相談・加盟して、2016年2月に二玄社支援対策会議を設立しました。

健全な労使関係を求めて、団体交渉や東京都労働委員会や東京地方裁判所で和解など合意しました。労使関係の改善に期待しましたが、渡邊社長は和解条項をサインしているにも関わらず、全く無視して、不誠実な対応は引き続き変わらずに改まりません。

2022年5月31日、渡邊社長は、定年再雇用のY組合員を終業時刻間際に社長室に呼び出し、何の説明もなく「解雇通知書」を手渡しました。Y組合員が聞いても具体的な理由やその内容については、書かれても、伝えられてもいませんでした。

東京地方裁判所に提訴して、今回は、最も重要となる、渡邊也寸美社長と解雇されたYさんの証人尋問が行われました。

11月29日(水)10時から、16時30分まで、30名を超える傍聴支援者のもと、東京地裁606号法廷で、渡邊也寸美社長の主尋問と反対尋問、Y組合員の主尋問と反対尋問が行われました。

先に、原告側から11月15日に被告の9月4日付け答弁書に対する事実の認否、反論を主張していますので、それをもとに、反対尋問を進めました。「解雇」につながる理由や具体的な証拠は無いと主張して、渡邊社長を追い込みました。裁判官にも、明らかに伝わりました。

次に二玄社労働組合員Yさんの証人尋問が行われました。弾劾証拠(事前に証拠説明を提出することなしに、証拠を示して反対尋問のみに許される)が多数示されました。Yさんが会社で使用していたパソコンの送信内容を抜き出して証拠としてきました。2012年とか、2017年とかかなり古い過去のメールを提示しての確認が行われました。

次回は、2024年2月7日(水)14時から、東京地裁606号法廷で行われます。支援していきましょう。 (O.T)

【青年劇場「マクベスの妻と呼ばれた女」来年の3月公演のお知らせ】

来年の3月19日(火)~31日(日)に青年劇場創立60周年記念、稽古場「結」(新宿御苑駅)で行う、「マクベスの妻と呼ばれた女」の公演

が予定されています。CU文京支部の組合員湯本弘美さん(執行委員)が、舞台監督とのこと。

また、出演キャストとしても同組合員の秋山亜紀子さんが、主要な役を演じられます。

ウィリアム・シェイクスピア代表作(四大悲劇のひとつ)を背景に、篠原久美子の作、五戸真理枝(第30回読売演劇大賞最優秀演出家賞受賞者)の演出。キャスト、スタッフ全て女性で作られる舞台、本当に期待されて楽しみです。

【中央大学門前最賃宣伝行動】

9月29日に東洋大学正門前で、学生向けに最

低賃金宣伝行動を12名で行った行動に続いて

11月15日(金)12時~12時50分に中央大学正門前(丸の内線後楽園駅徒歩5分の理工学部校舎前)で9名が参加して宣伝行動を行いました。学生さんの受け取りも良く、50分間に200枚を超えるチラシ入りティッシュを配布しました。新しい「最低賃金」ののぼり旗が目立ちました。弁士の訴えも受け取られました。

【ストライキとは?】

今年8月31日に西武デパートの労働組合が、

約60年ぶりにストライキを実施したことが報道されました。さらに、アメリカの自動車会社の労組(UAW)がストライキを行い、25%の賃上げで妥結との報道がありました。

日本でも過去には、1974年(昭和49年)の春闘で30%を超える賃上げを勝ち取ったことがあります。1973年のオイルショックから物価が高騰し、トイレットペパーを求めて長蛇の列ができていました。この物価高騰から、当時の春闘ではストライキで立ち上がり、当時の

国労(JRの前身、民営化前)は、72時間ストライキを実施し、山手線も止まりました。

そこで、ストライキについて、記載します。

私たち労働者には、日本国憲法第28条で勤労者の権利が保障されています。労働基本権では、一般的に、勤労者が①団結する権利(団結権)②使用者と団体交渉 する権利(団体交渉権)③ストライキなどの団体行動をする権利(団体行動権、争議権) の「労働三権」が保証されています。

ストライキとは、こうした労働者の権利を活用し、労働者が企業への要求を貫徹・実現させるために、集団的に労働を拒否することにより雇用主に対して経済的圧力をかけることです。 要求自体は通常、団体交渉で表明します。 目的は、団体交渉における労使対等の関係を確保して交渉を前進、打開することです。

ストライキは、 団体交渉に関連しない目的でなされるストライキは正当性が認められません。 団体交渉の主な目的は、労働条件の維持・改善などです。 したがって、ストライキを実施する場合には、組合員の投票などでストライキを実施するか否か、決定(ストライキ権の確立)しなければなりません。(M.S)

□今後の予定

12月22日(金)18時30分~  JAL本社

包囲行動

1月12日(金)18時30分~  文京春闘共闘旗開き (文京区民センター2A)

2月7日(水)14時~ 二玄社Yさん不当解雇事件 東京地裁 606号法廷

東京都の最低賃金(時給)は、2023年10月1日より1,113円(前年比+41円)になりました。全国加重平均で1,004円(前年比+41円)になりました。

困った時の相談先

(1) 介護

高齢者あんしん相談センター(地域包括支援センター) 各自治体に設置 介護、医療、保健、福祉などの側面から65歳以上の高齢者支える「総合相談窓口」


(2) 医療

東京都新型コロナ相談センター 0120-670-440(土日祝日を含む24時間対応) 5類感染症への移行後において都民からの一般相談や医療機関の案内、自宅療養者からの健康相談等に対応。

無料低額診療所 指定を受けている医療機関 低所得者や特殊事情により医療を受けにくい者に対して無料、もしくは低額で医療を提供する病院・診療所

(3) 福祉

 

自治体の福祉相談窓口

 生活保護担当・生活困窮者自立支援担当

首都圏生活保護支援法律家ネットワーク 048-866-5040(平日10時~17時

) 生活保護の申請について支援。社会福祉士、いのちの電話相談員が電話受付し、弁護士、司法書士を紹介する。福祉事務所への電話入れ、同行支援などを行う


認定NPO法人 自立生活サポートセンターもやい 03-6265-0137

金曜日11時~17時

火曜日12時~18時 日本の貧困問題を社会的に解決するために活動。ホームレスや派遣労働者や生活保護受給者などへの自立支援、生活相談(福祉事務所への同行)


フードバンク

セカンドハーベスト 児童養護施設・福祉施設や生活困窮者などを対象に食品を提供

炊き出し 池袋(TENOHASI)新宿(新宿ごはんプラス) 都区内では、毎日何かしらの食糧支援が実施されている。


(4) 生活


水道局お客様センター 0570-091-100 漏水修繕。その他水道の問い合せ


(5) その他(気持ちがふさぎ込んだ時)


いのちSОS(特定非営利活動法人自殺対策支援センターライフリンク)

0120-061-358

(フリーダイヤル・無料) 月・木・金 0:00~24:00(24時間)

火・水・土・日 6:00~24:00


よりそいホットライン(一般社団法人社会的包摂サポートセンター)

0120-279-338(フリーダイヤル・無料) 24時間対応


いのちの電話(一般社団法人日本いのちの電話連盟)

03-3264-4343 24時間(年中無休) 


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